“けいぢゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輕重66.7%
軽重33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは、義雄には輕重けいぢゆうの意味があつたのではなく、弟の病氣が餘り惡い状態であつたので、その入院を電報で知らせるついでに、安着をも書き加へたのであつた。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
〔譯〕公私こうしは事に在り、又情に在り。事公にして情私なるもの之有り。事私にして情公なるもの之有り。政を爲す者は、宜しく人情事理じり輕重けいぢゆうの處を權衡けんかうして、以て其のちゆうを民に用ふべし。
「それは好く知つてゐます。どちらも自然の造つたものには違ひありませんが、わたくしの為めには軽重けいぢゆうがあります。わたくしの霊といふとわたくし自己です。体は仮の宿に過ぎません。」