“会式”のいろいろな読み方と例文
旧字:會式
読み方割合
えしき87.5%
ゑしき12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万延元年の十月、きょうは池上いけがみ会式えしきというので、八丁堀同心室積藤四郎がふたりの手先を連れて、早朝から本門寺界隈かいわいを検分に出た。
半七捕物帳:31 張子の虎 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
また騒々しいお会式えしきの太鼓の雑音の中で、凡僧の説教や、演劇の舞台や、土佐まがいのまずい絵巻物の中から、日蓮上人を見てはいけません。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
常丸 母様今日のお会式ゑしきは面白うおぢやつたのう。わしやあのやうに面白うおぢやつたのは、生れてから今日が始めてぢや。わしやまだ見ておぢやりたかつたのに。わしうちへ帰るはいやぢや。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
風の吹いてるお会式ゑしきの夜でした
コキューの憶ひ出 (新字旧仮名) / 中原中也(著)