“會式”の読み方と例文
新字:会式
読み方割合
ゑしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、大通おほどほりの絹張きぬばり繪行燈ゑあんどう横町々々よこちやう/\あか軒提灯のきぢやうちんも、祭禮まつりやみはう相應ふさはしい。つき紅提灯べにぢやうちん納涼すゞみる。それから、そらえた萬燈まんどうは、しものお會式ゑしきおもはせる。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すみれと云ふ花をも此川の縁で覺えた。寺にお會式ゑしきの有つた春の夕、祖母と此坂路を降つて來ると、祖母が、「ああここにはこんなに菫が咲いてゐる。それが菫といふ花だよ」
すかんぽ (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
たち私しは日蓮宗にちれんしう故十月會式ゑしきに甲州身延山みのぶさんへ參詣のもどり瀬戸川迄歸り來りし時盜賊たうぞく出會であひし旅人難儀なんぎてい故見兼まして其盜賊たうぞく追散おひちらし私し儀さいは旅籠屋はたごやの事に付右の旅人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)