“ゑしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
會式60.0%
会式40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たち私しは日蓮宗にちれんしう故十月會式ゑしきに甲州身延山みのぶさんへ參詣のもどり瀬戸川迄歸り來りし時盜賊たうぞく出會であひし旅人難儀なんぎてい故見兼まして其盜賊たうぞく追散おひちらし私し儀さいは旅籠屋はたごやの事に付右の旅人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見忘れたか汝等能く聞け身延山みのぶさん會式ゑしきもどり罪作りとは思へども見るに忍びぬ此場の時宜しぎいのち暫時ざんじたすけ船七十五里の遠江灘とほたふみなだ天窓あたまの水先押まげて尻を十ぶんまくに早くみなとにげ込て命ばかりの掛り船ドリヤかぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
常丸 母様今日のお会式ゑしきは面白うおぢやつたのう。わしやあのやうに面白うおぢやつたのは、生れてから今日が始めてぢや。わしやまだ見ておぢやりたかつたのに。わしうちへ帰るはいやぢや。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
風の吹いてるお会式ゑしきの夜でした
コキューの憶ひ出 (新字旧仮名) / 中原中也(著)