“梶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かじ69.2%
かぢ30.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大体、三番のかじさんと、四番のぼくはならんで引くのが原則ですが、下手糞へたくそため、時々、五番の松山さんや整調の森さんとも引きます。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
「松本ではおかじどのがご病気だそうで、おまえにひとめ会いたいから四五日のつもりで来て呉れるようにと、お使いの者が来られたのだ」
日本婦道記:糸車 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
八五郎が刷毛はけ先でかぢを取つて、明神下の家に乘り込んで來たのは、月が圓くなつた頃、ある夜の戌刻いつゝ(八時)過ぎでした。
くるまをがら/\と門前迄乗り付けて、此所こゝだ/\とかぢ棒をおろさした声はたしかに三年前わかれた時そつくりである。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)