“梶王”の読み方と例文
読み方割合
かじおう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お前がこの島にとどまっていれば、姫の安否あんぴを知らせるのは、誰がほかに勤めるのじゃ? おれは一人でも不自由はせぬ。まして梶王かじおうと云うわらべがいる。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのいもも存外味はいぞ。名前か? 名前は琉球芋りゅうきゅういもじゃ。梶王かじおうなどは飯の代りに、毎日その芋を食うている。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)