“安否”の読み方と例文
読み方割合
あんぴ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ、だれかに、ご安否あんぴをたずねてみたいが、めったなものに、そんなことをきけば、みずから人のうたがいをまねくようなものだし……」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女體の額の小さい夜光石の紛失ふんしつは、幾らか氣が樂になりましたが、男體の額の大きい夜光石の安否あんぴも一度は見定めて置く必要があつたのです。
「そうです。博士の安否あんぴをたしかめるほかに、他のいろいろな道をも行ってみます。そのひとつとして、わたしは金属Qを追跡ついせきしているのです」
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)