“安芸”のいろいろな読み方と例文
旧字:安藝
読み方割合
あき97.6%
あきの2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
某人あるひとが「安芸あき厳島いつくしま弁財天べんざいてんへ、火のものを絶って祈願をめると、必ず覚えがよくなる」と云って教えた。尊は十二三であった。
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その一族の中では、羽前の左沢あてらざわに移住したものは左沢某と呼んでいるが、安芸あき国に分れて行った家はそのままに毛利家と称しておった。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
安芸あきの太郎実光さねみつという三十人力を誇る男で、同じく三十人力の郎党一人と、これも大力を以て聞えた弟の次郎の三人で、彼らは教経の前に名乗り出た。