“左沢”の読み方と例文
読み方割合
あてらざわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その一族の中では、羽前の左沢あてらざわに移住したものは左沢某と呼んでいるが、安芸あき国に分れて行った家はそのままに毛利家と称しておった。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
中村第三隊はそこからすぐに本隊とわかれ、寒河江さがえの谷をさかのぼって左沢あてらざわから月山の東がわをつきすすんで行った。
梟谷物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
羽前西村山郡左沢あてらざわ町は、『出羽風土略記』によれば、五百川いもがわ左岸の地であるがゆえに左の字を宛て、これをアテラというのは彼方あちらの義であるという。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)