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左褄
ふりがな文庫
“左褄”の読み方と例文
読み方
割合
ひだりづま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひだりづま
(逆引き)
お角は二十四五の年増盛り、柳橋に
左褄
(
ひだりづま
)
を取っている頃から、江戸中の評判になった女で、その
濃婉
(
のうえん
)
さは水の
滴
(
したた
)
るばかりでした。
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
極
(
きま
)
り
羞
(
はづ
)
かしさうに離れて行くのも好い気持ではなかつたが、それよりも
左褄
(
ひだりづま
)
を取つてゐた
曾
(
か
)
つての自分に魅力はあつても
のらもの
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
廓
(
さと
)
に
馴
(
な
)
れた
吾妻下駄
(
あずまげた
)
、かろころ
左褄
(
ひだりづま
)
を取ったのを、そのままぞろりと青畳に敷いて、
起居
(
たちい
)
に
蹴出
(
けだ
)
しの水色
縮緬
(
ちりめん
)
。伊達巻で素足という芸者家の
女房
(
おんなあるじ
)
。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
左褄(ひだりづま)の例文をもっと
(21作品)
見る
左
常用漢字
小1
部首:⼯
5画
褄
漢検1級
部首:⾐
13画
“左”で始まる語句
左
左様
左右
左手
左樣
左程
左舷
左袒
左側
左衛門尉
“左褄”のふりがなが多い著者
九鬼周造
木下尚江
徳田秋声
谷譲次
林不忘
三遊亭円朝
長谷川時雨
吉川英治
永井荷風
泉鏡花