“左側”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひだりがは42.9%
さそく28.6%
ひだりがわ23.8%
ひだりかは4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もん左側ひだりがはに、井戸ゐど一個ひとつ飮水のみみづではないので、きはめてしほからいが、そこあさい、かゞんでざぶ/″\、さるぼうでらるゝ。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あの晩六郎氏は、Uの右端上部を出て、Uの底の左側さそくまでやって来て、そこで春泥の為に殺害されたと、我々は今の今まで信じていた。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
道の左側ひだりがわが細い谷になっていてその下でだれかがかがんで何かしていた。見るとそこはきれいないずみになっていて粘板岩ねんばんがんけ目から水があくまであふれていた。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
左側ひだりかはの松原の蔭に一棟の草葺の家があつた。それは此のホテルの女主人公の住居であつた。
浪の音 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)