トップ
>
『浪の音』
ふりがな文庫
『
浪の音
(
なみのおと
)
』
新庄はホテルの日本室の寝床のうへでふと目をさました。海岸は風が出て来たらしく、浪の音が高かつた。何かしら訳のわからない不安を感ずるやうな、気持で——勿論それは薄暮の蒼白い部屋の色が、寝起きの頭脳に、彼が盲腸の手術をやつたとき、病院の部屋で魔 …
著者
徳田秋声
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸春秋 第七年第五号」1929(昭和4)年5月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
孰
(
どちら
)
連
(
しき
)
左側
(
ひだりかは
)
斑点
(
まだら
)
慮
(
おもんばか
)
撮
(
つま
)
擽
(
くすぐ
)
茱萸
(
ぐみ
)