“鹽”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
しほ64.7%
しお17.6%
しょ11.8%
じほ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとつゝあそんなぜねなんざ一錢ひやくだつてつてねえから、しほだつて容易よういなもんぢやねえや、そんな餘計よけいなものなんになるもんぢやねえ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
真空、ガラス箱、氷、製氷会社、しおづけ、防腐剤、クレオソート、石炭酸、…………死体防腐に関するあらゆる物品が、意識の表面に浮上うきあがっては沈んで行った。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
しょっぱい涙が混り合い、胸と胸とが狂わしき動悸どうきの拍子を合せ、その滝つ瀬のあぶら汗は、二人の身体をなまこの様なドロドロのものに解きほぐして行くかと見えました。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
みせは二けん間口まぐちの二かいづくり、のきには御神燈ごしんとうさげてじほ景氣けいきよく、空壜あきびんなにらず、銘酒めいしゆあまたたなうへにならべて帳塲ちようばめきたるところもみゆ、勝手元かつてもとには七りんあほおと折々をり/\さわがしく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)