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空壜
ふりがな文庫
“空壜”の読み方と例文
読み方
割合
あきびん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あきびん
(逆引き)
媼さんは
頭
(
かぶり
)
を
掉
(
ふ
)
つた。智慧の持合せの少かつたのを、六十年来使ひ減らして来たので、頭の中では
空壜
(
あきびん
)
を
揮
(
ふ
)
るやうな音がした。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
(略)店は
二間間口
(
にけんまぐち
)
の二階造り、
軒
(
のき
)
には
御神燈
(
ごじんとう
)
さげて
盛
(
も
)
り
塩
(
しお
)
景気よく、
空壜
(
あきびん
)
か何か知らず
銘酒
(
めいしゅ
)
あまた棚の上にならべて
帳場
(
ちょうば
)
めきたる処も見ゆ。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
そこには、出来たばかりの人造人間が、ぴーんと
硬直
(
こうちょく
)
したまま、ビールの
空壜
(
あきびん
)
を積んだように並べられてあった。実に、世にもめずらしい光景であった。
人造人間戦車の機密:――金博士シリーズ・2――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
空壜(あきびん)の例文をもっと
(19作品)
見る
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
壜
漢検1級
部首:⼟
19画
“空”で始まる語句
空
空地
空虚
空想
空洞
空腹
空家
空気
空嘯
空手
“空壜”のふりがなが多い著者
宮地嘉六
ヴィクトル・ユゴー
薄田泣菫
樋口一葉
蘭郁二郎
国木田独歩
中里介山
島崎藤村
堀辰雄
海野十三