“空想”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くうそう81.0%
くうさう9.0%
ゆめ3.0%
おもい2.0%
おもひ1.0%
そらごと1.0%
フアンタジー1.0%
ロマン1.0%
ロマンス1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“空想”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)8.0%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
むすめは、うっとりとしてこころなか自分じぶん姿すがた空想くうそうえがきながらいいました。
ふるさとの林の歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おばけがきた。」という、さっきのどもたちのたかこえがして、その空想くうそうやぶられたのでした。
戦争はぼくをおとなにした (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかしあゝ何等なんら幸福かうふくぞ、むねたのしい、れしい空想くうさういだきながら
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
彼女かのぢよふたやうに、またつかれたやうに、しばらくは自分じぶん空想くうさうなかにさまよはしてゐた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
どうしてどうして、これあ空想ゆめどころじゃありませんわい! あいつの肩の糞力ときたら、馬だって敵いっこない位でしたぜ。
「単純で現実的でありながら幻想的で雄大な空想ゆめ」を抱いているとき、シュミット博士から、北極探検隊の航空方面の予定を作るようにと云いわたされて
さっきから無言に落ちて、あらぬ空想おもいに身をまかせていたお艶が、怒りと悲しみに思わず眼を上げて薄明のあたりを見まわすと、
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
幾たびも幾たびも空想おもいを破る鐘のひびきに我れ知らぬ暗涙をたたえたことであった。
雲流れ少年はるかなる空想おもひ
天の狼 (新字旧仮名) / 富沢赤黄男(著)
「いやいや、何かそちは、空想そらごとにおびやかされているのであろうのう。気配とやらいうものは、もともと衣としか見えぬ、ちぎれ雲のようなものじゃ」
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
併し人間の性格に哲學者政治家等に分化して行く可き自然の傾向があり、藝術家の空想フアンタジーに繪畫に據り彫刻に據り建築に據り文學音樂に據らむとする自然の個性があることは爭はれない。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
さうして或個性型に屬する個性はその人格開展の方向を——その内界建設の資料を——色と線とにとり、或者は之を量と面とにとり、或者は之を音響にとり、或者は之を思想にとり、或者は之を言語を所縁とする空想フアンタジーにとる。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
旅へのいざないが、次第に私の空想ロマンから消えて行った。
猫町:散文詩風な小説 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
空想ロマンスの山の上のあけぼのもどのあけぼのも、たそがれもどのたそがれも彼女の美に比べることは出来なかった、その美の秘密はありとあらゆる蛍も夜のあらゆる星も知らなかった、詩人もいまだそれを歌わなかった、夕ぐれもいまだその意味を悟らなかった、朝はその美を妬んだ、恋人たちにその美はかくされてあった。
人馬のにひ妻 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)