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空想
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おもい
ふりがな文庫
“
空想
(
おもい
)” の例文
もはや昔のように黒い家の窓から外を覗いて、虚空に細かな縞を織るように風に動いている森を見て
空想
(
おもい
)
に
耽
(
ふけ
)
るようなことがない。
僧
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さっきから無言に落ちて、あらぬ
空想
(
おもい
)
に身をまかせていたお艶が、怒りと悲しみに思わず眼を上げて薄明のあたりを見まわすと
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
縷々
(
るる
)
として
寂寞
(
じゃくまく
)
の境に立ち上る、細い細い
青烟
(
けぶり
)
の消えゆくを見るも傷ましく、幾たびも幾たびも
空想
(
おもい
)
を破る鐘の
響
(
ひびき
)
に我れ知らぬ暗涙をたたえたことであった。
面影:ハーン先生の一周忌に
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“空想”の解説
空想(くうそう)
ファンタジー
空見のこと。
その時点では実現されていないことに対し、頭の中で実現している場面を想像すること。
実在しない物、事柄に対して「空想上の産物」「空想上の生物」などと用いられる。物語の多くは空想を出発点としている。サイエンス・フィクションは科学的空想を元にした空想物語であり、ファンタジーは神話や伝説、神秘思想を元にし、またホラーは心霊を題材とした空想物語とも言える。
(出典:Wikipedia)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“空想”で始まる語句
空想的
空想児
空想家
空想の精