“縷々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
るる90.5%
るゝ6.8%
こまごま1.4%
さんざん1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“縷々”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 社会 > 家族問題・男性・女性問題・老人問題1.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.4%
文学 > 日本文学 > 日本文学1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
秋の夜の静寂は、何やら物語を訴うるがごとくその縷々るるたる烏有うゆうのささやきに人はともすれば耳を奪われるのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
われらいとけなき頃その名を聞きてさへ恐れて泣き止みしものをと心づけば、追想おのづから縷々るるとして糸を繰るが如し。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
此の心が何時いつか肉体を分離したる未来世みらいせに於ては、幸に我妻と呼んでれよと云ふ意味を、縷々るゝしたゝめてありました、言々げん/\れ涙
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
そが中に突立ちたる奈美女は七宝の大香炉に白檀の一塊を投じ、香雲縷々るゝとして立迷ふ中より吾をかへりみて、かや/\と笑ひつゝ、此の部屋の楽しみ、わかり給ひしかと云ふ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ドウぞ知らしてれぬかと云うことを縷々こまごまかいて来ました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
出るにつけても、母親はひとりで気をもんで、「旦那だんな様というものは奥様次第でどうにでもなる、と言っては済まないが」から、「御奉公は奥様の御機嫌きげんを取るのが第一だ」まで、縷々さんざん寝物語に聞かされました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)