“ロマンス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小説14.3%
伝奇譚14.3%
冒険14.3%
華想曲14.3%
小曲7.1%
伝奇小説7.1%
浪漫斯7.1%
物語7.1%
空想7.1%
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小説とは circumstance の詩だと、彼は言った。事件よりも、それに依って生ずる幾つかの場面の効果を、彼は喜んだのである。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
二十世紀の伝奇譚の主人公になつたやうな、不思議な歓びを与へて呉れた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
自分の人生に、明けかゝった冒険が、またそのまゝ夜の方へ、逆戻りしたようにも思われた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
音楽として聞かれるものは、速歩調やあるいは——祭りの日に——アドルフ・アダムの接続曲を奏する田舎楽隊、華想曲をひく教会堂のオルガン、町の娘たちのピアノの練習、などばかりだった。
興の乘ったグリンカは、自分の作品のなかの氣に入っている曲を殘らず歌いかつ彈じたが、そのなかにこの小曲もはいっていたのである。
ヴェリチャーニノフは、今ではほとんど誰にも知られていないような、あるグリンカの小曲を選んで歌いだした。——
ある意味ではまさしく歴史小説であるよりも以上に伝奇小説であるかもしれない。
僕の妻は小説と三面記事とを同じ物のごとく見傚す女であった。そうして両方ともと信じて疑わないほど浪漫斯に縁の遠い女であった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そのために心楽しくて、すでに未来の物語までみずから描いていた。オリヴィエは病身で陰気であって、外界と接触することにたえずいらだちを感じた。
空想の山の上のあけぼのもどのあけぼのも、たそがれもどのたそがれも彼女の美に比べることは出来なかった、その美の秘密はありとあらゆる蛍も夜のあらゆる星も知らなかった
人馬のにひ妻 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)
詩がわかるとか、ウタが好きだといふやうな呑気なものではなくつて大旅団のから一兵卒に至るまでが、夫々悉く「」の作家であつたといふのだ。
浪曼的月評 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)