今月、雑誌を手にとるがいなや、自分が評家の立場であるなしにかゝはらず、待ちかまへて読んだものが、三つもあつたことは大変に愉快でした。それは、「早稲田文学」の、室生犀星作、弄獅子と、「中央公論」の、広津和郎作、一時代と、そして、「改造」の、眼 …
| 著者 | 牧野信一 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「早稲田文學 第二巻第三号~第五号」早稲田文學社、1935(昭和10)年3月1日~5月1日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約39分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約1時間5分(300文字/分) |