“詩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
43.0%
うた39.8%
からうた5.4%
カラウタ3.2%
ウタ1.1%
1.1%
パントウン1.1%
ポエジイ1.1%
ポエトリー1.1%
ポエム1.1%
ポヱジイ1.1%
ロマンス1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうだ、ぼくが、うつくしいき、りっぱな発明家はつめいかとなったとき、おじさんのたましいは、よろこんでくれるだろうとおもいました。
緑色の時計 (新字新仮名) / 小川未明(著)
この日頃、またしても人々は、私のうたを否定する。彼らはそれを切りさいなむ。それらの勝手な組合せで、彼らは私を否定する。
駱駝の瘤にまたがつて (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
おりたつ後姿うしろすがた見送みおくものはお八重やへのみならず優子いうこ部屋へや障子しようじ細目ほそめけてはれぬ心〻こゝろ/\を三らう一人ひとりすゞしげに行々ゆく/\ぎんずるからうたきゝたし
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さゝなみの大津の宮に人となり、唐土モロコシ學藝ザエイタり深く、カラウタも、此國ではじめて作られたは、大友皇子か、其とも此お方か、と申し傳へられる御方オンカタ
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
海原のウタに浴しつゝ緑なす瑠璃をクラひ行けば
詩語としての日本語 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
みづからはにも書きつれ
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
「ねえ、パントウンニヤニつてよ」
ボルネオ ダイヤ (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
「君は、どうも、ポエジイを知らんね。それじゃあ、臓物のアントは?」
人間失格 (新字新仮名) / 太宰治(著)
然れどもポエトリーが必らず、この二大要素に対して隷属すべき地位に立たざるべからずとするは、大なる誤謬なり。
封筒には一篇のポエム、または和歌が記されている。この詩、または和歌は、東京——大阪間の一、市町村附属の飛行場を暗示させる。
ほがらかにうまれ 湧く ポヱジイのこころ
秋の瞳 (新字旧仮名) / 八木重吉(著)
詩がわかるとか、ウタが好きだといふやうな呑気なものではなくつて大旅団のかしらから一兵卒に至るまでが、夫々悉く「ロマンス」の作家であつたといふのだ。
浪曼的月評 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)