“詩心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うたごころ33.3%
ウタゴコロ33.3%
リリスム33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多少の詩心うたごころはあるとみえる。だが、あさはかな奴らが。以後は小人の言葉にまどわぬがよかろう。じゃが、文彦の姉のそなたに今まで教えておかなかったのが手落ちであろう。
という一枝の呪文をきいて、駒守は岩がゆれだすように高笑いして、詩心ウタゴコロはあるが、バカな奴メ、とアッサリ片づけているのである。そこにも意味がありそうだ。
おさな詩心リリスムのほかに、なにかもっと別な意味があるのではないだろうか、って……。
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)