“詩吟”の読み方と例文
読み方割合
しぎん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兼ねて詩吟しぎんが上手だと云う所から、英語そのものは嫌っていた柔剣道の選手などと云う豪傑連の間にも、大分だいぶ評判がよかったらしい。
毛利先生 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
夕食後には、唱歌しょうか詩吟しぎんも流行した。帰化人が、英語の歌、水夫がいかりをあげるときに合唱する歌などを教え、帰化人は、詩吟を勉強した。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
朗々ろうろうたる詩吟しぎんの声が流れた。ところが、詩吟はそれっきりで、そのあと先生は、ひょいとたたみに両手をついて四つんばいになった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)