“獅子舞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ししまい75.0%
ししま25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神楽かぐら獅子舞ししまいなどにも、東北ではヲカシといい、関西では狂言太夫きょうげんだゆうというものが附いていて、あのおそろしい面をかぶったものに向かって茶かそうとする。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
いま獅子舞ししまいが堀川の小橋の上を渡ると見えて、大鼓の音は河岸の建物に木霊こだまして、あたり四方を祭のように浮立たせます。続いて初荷はつにはやしが通ります。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
その顔は何処どこか正月に見た獅子舞ししまいの獅子の顔に似ているところもあったが、吉を見て笑う時のほおの肉や殊に鼻のふくらはぎまでが、人間ひとのようにびくびくと動いていた。
笑われた子 (新字新仮名) / 横光利一(著)
越後から来た獅子舞ししまひの子供達にいろいろ芸当をさせたあとで、お銭があいにくないからといふので、そのまま追つぱらつてしまつたことだとか、畑から帰るとき土橋の下で猫のを拾つたが
百姓の足、坊さんの足 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)