“門付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かどづ50.0%
かどづけ42.9%
かどつ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとよりそれは本格の平家でありましたけれど、門付かどづけをして歩いて、さのみ人の耳を喜ばすべき種類のものではありません。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼は、門付かどづけをしながら、中国筋を上って、浪華なにわへ出るまでに、半年もかかった。浪華表の倉屋敷で、彼は国元の母からの消息に接した。
仇討三態 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
全体に門付かどつ物貰ものもらいのやからを、すべて人間の落魄らくはくした姿のように考えることは、やや一方に偏した観方みかたなのかも知れない。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)