“願人坊主”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんにんぼうず66.7%
ぐわんにんばうず22.2%
ぐわんにんぼうず11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近頃、ひそかに研究した人の説によると、彼は農民よりもなおいやしい、乞食の徒、願人坊主がんにんぼうず、ささら売りの成上りだということであります
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
後に茨田は瀬田の妻子をおとしてつた上で自首し、父柏岡と高橋とも自首し、西村は江戸で願人坊主ぐわんにんばうずになつて、時疫じえきで死に、植松は京都で捕はれた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
この願人坊主ぐわんにんぼうずめ、早く行つて來い。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)