“ぐわんにんばうず”の漢字の書き方と例文
語句割合
願人坊主100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後に茨田は瀬田の妻子をおとしてつた上で自首し、父柏岡と高橋とも自首し、西村は江戸で願人坊主ぐわんにんばうずになつて、時疫じえきで死に、植松は京都で捕はれた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
願人坊主ぐわんにんばうず 雲哲うんてつ
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
九月十八日には鳶田で塩詰しほづめにした屍首を磔柱はりつけばしら、獄門台にけた。江戸で願人坊主ぐわんにんばうずになつて死んだ西村だけは、浅草遍照院にはうむつた死骸が腐つてゐたので、墓をこぼたれた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)