“時疫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じえき50.0%
じやみ30.0%
ジエキ10.0%
えやみ5.0%
シエキ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども不幸はそれだけではなかった、新秋八月にはいると間もなく、長男の臣之助が悪質の時疫じえきにかかり、僅か三日病んで急死したのである。
日本婦道記:二十三年 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
お浪とふたりで復習さらっていましただけに、時疫じやみで枕もあがらぬということで案じておりましたところ、七日の夕方の五ツごろ
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
越えて翌年、益々盛んになつて、四月北家を手初めに、京家・南家と、主人から、まづ此時疫ジエキに亡くなつて、八月にはとう/\、式家の宇合卿まで仆れた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
要なき時疫えやみの恨めしけれど是非ぜひなく、なおかにかくとその石のさまなど問うに、強て見るべきほどのものとも思われねばむ。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
越えて翌年、益々盛んになつて、四月北家を手初めに、京家南家と、主人から、まづ此時疫シエキに亡くなつて、八月にはとう/\、式家の宇合卿まで仆れた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)