時疫じやみ)” の例文
お浪とふたりで復習さらっていましただけに、時疫じやみで枕もあがらぬということで案じておりましたところ、七日の夕方の五ツごろ
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
青侍どもに担がせてその夜のうちに深草ふかくさまで持って行き、それから七日おいて、泰文のところへ、朝霞が時疫じやみで急に死んだと、実家からあらためて挨拶があった。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
又右衛門の連れあいは、四年ほど前に時疫じやみで死に、いまは親ひとり子ひとりの家内。
顎十郎捕物帳:15 日高川 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
江戸中の悪いやつらが、ひとり残らず時疫じやみにでもかかって死に絶えてしまったのか。
朝霞の亡骸は用意してきたひつぎにおさめ、青侍どもに担がせてその夜のうちに深草ふかくさへ持って行き、七日おいて、泰文のところへ、朝霞が時疫じやみで急に死んだと、あらためて挨拶があった。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
……じつは、たったひとりの伜が、このほどからの時疫じやみで、昼夜をわかたぬ大熱たいねつ
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)