“復習”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さらい19.0%
さら16.7%
おさらい11.9%
ふくしゅう11.9%
おさらひ9.5%
さらえ7.1%
さらひ7.1%
さらつ4.8%
おさらえ2.4%
さらっ2.4%
(他:3)7.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“復習”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 戯曲(児童)40.0%
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)15.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
まだ自分でもしようがないとおもうのは、大和の村々を歩いていると、なんだかこう、いつもお復習さらいをさせられているような気もちが抜けないことだ。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
新聞を拾読ひろいよみしていたお政は眼鏡越しに娘を見遣みやッて、「欠びをして徒然つくねんとしていることはないやアね。本でも出して来てお復習さらいなさい」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
あの書斎へよく聞えて来た常磐津ときわずや長唄の三味線のかわりに、そこにはピアノを復習さらう音が高い建築物の上の方から聞えて来た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
すぐ後から安藤対馬守つしまのかみが、頭脳のなかで謡曲うたいでも復習さらえているように、黙々と、しかし朗かな顔付きでやって来る。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「口笛で——でも昨夜ゆうべは、お隣に尺八の復習おさらいがありましたから、口笛が紛れて聞えなかったのかも知れません」
少年「だっておじさんは、いきなり兎を知らないかって言うんだもの、だからぼく、学校の復習おさらいをしちゃったのさ」
(新字新仮名) / 竹久夢二(著)
松吉は口の中で、むこうでいうように、おかあさんから教えられてきたことを、復習ふくしゅうしました。
いぼ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
——あるまんは、した学校がっこう復習ふくしゅうをしていました。
万の死 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「愚助、早く起きて顔を洗つていらつしやい。御飯前に昨日習つたところを、復習おさらひしてあげます。」と、言ひました。
愚助大和尚 (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
萬七も惡い心持はしなかつたでせう、ツイ先に立つて庫裡くりへ入ると、調べ口の復習おさらひをするやうに八五郎に話してくれました。
復習さらえッて」とお勢は鼻声になッてまゆひそめた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
皆さんは暑中休暇を有益に使わなければなりません。あまりに遊び過ごすと、せっかくこれまで教わったことをみんな忘れてしまいますから、毎日一度ずつは、本を出してお復習さらえをなさい。それから父さん母さんに世話をやかしてはいけません。桃や梨や西瓜すいかなどをたくさん食べてはいけません。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
宵のうちに、ちよつとお復習さらひをして(またあしたの朝お母さんに、笑はれては口惜しい)と、思ひましたから、直ぐに時計の仕度をして寝床に入りました。
目醒時計の憤慨 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
それを彼女は子供らしく堪らなく喜んで一時間ばかりお復習さらひをするのであります。
ザボンの実る木のもとに (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
私も一寸々々ちょい/\一緒に行かぬではなかつたが、どうしてか大抵一人先に歸つて來るので、父の仕事場にしてある店先の板間に、竹屑やら鉋屑の中に腹匍はらばひになつては、汗を流しながら讀本を復習さらつたり、手習をしたりしたものだ。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
私も一寸々々ちよいちよい一緒に行かぬではなかつたが、怎してか大抵一人先に帰つて来るので、父の仕事場にしてある店先の板間に、竹屑やら鉋屑かんなくづの中に腹匍はらばひになつては、汗を流しながら読本を復習さらつたり、手習をしたりしたものだ。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
私が復習おさらえを済ましてから九段の老先生から借りて来た「近世説美少年録」という本を読んできかせようとすると父は、
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
『吉蔵はここで本を復習さらっていますじゃないかね。』
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ひるのうち復習ふくしふが出來なかつたものだから、せめて電車の中でゝもと思つて、動詞どうし語尾ごび變化へんくわ夢中むちうになつてゐるうちに、いつか水道橋すゐだうばしぎてしまひ、ふとがついてみると、もうおちやみずまで來てゐるのです。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
これは理科りかそのかんして、ごく簡單かんたん知識ちしきさづけるために出來できたもので、學校がつこうならふことを、一々いち/\實物じつぶつてらして復習ふくしゆうすることが出來できます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
……おい、ひとつ、ここで復習サラって見せようか。……大正七年の六月に、北海道の北の端れで、稚内わっかない築港の名代の大難工事が始まった。すると絲満南風はえ太郎は、自分の郷里の絲満から、二百人あまりの人間をだましてつれてきて、これを道庁の請負の大林組へ一人八十円パで売り飛ばした。売られた方はたまらない。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)