“實物”の読み方と例文
新字:実物
読み方割合
じつぶつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをこれほど寫生的しやせいてきくには、實物じつぶつによつて寫生しやせいしたのでなければならぬといふことなどが、だん/\わかつてたのみでなく
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
手本てほんもとにして生意氣なまいきにも實物じつぶつ寫生しやせいこゝろみ、さいは自分じぶんたくから一丁ばかりはなれた桑園くはゞたけなか借馬屋しやくばやがあるので、幾度いくたびとなく其處そこうまやかよつた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
二種の帽子ばうしの形状は右にべたる通りなるが、實物じつぶつ搆造かうざうは果して如何なりしかは未だ考定の材料ざいれうを有せず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)