“寫生”のいろいろな読み方と例文
新字:写生
読み方割合
しやせい50.0%
スケッチ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをこれほど寫生的しやせいてきくには、實物じつぶつによつて寫生しやせいしたのでなければならぬといふことなどが、だん/\わかつてたのみでなく
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
手本てほんもとにして生意氣なまいきにも實物じつぶつ寫生しやせいこゝろみ、さいは自分じぶんたくから一丁ばかりはなれた桑園くはゞたけなか借馬屋しやくばやがあるので、幾度いくたびとなく其處そこうまやかよつた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「アデェルが今朝あなたのだといふ寫生スケッチを四五枚見せてくれましたよ。あれはすつかりあなたがやつたものだかどうか知らないが。多分、先生が手傳つたのでせう?」
勿論作品の性質が寫生スケッチ風のものであるから、それに對して廣い背景を要求するのは無理かもしれないが、一體に夫人の作品には、背景バックの淺い恨みがあるので、ついでを借りて云ひ度いのである。