“復讎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくしゅう73.9%
ふくしう13.0%
ふくしゆう8.7%
かたき4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独身そのものを異性に対する一種の復讎ふくしゅうとまで考えていた彼は、日頃わずらわしく思う女のために——しかも一人の小さな姪のために
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「どうせ、おめえやうに紺屋こんや弟子でしてえな手足てあし牛蒡ごばうでもかついであるくのにや丁度ちやうどよかんべ」復讎ふくしうでも仕得しえたやうな容子ようすぢいさんはいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
其後そのゝち一高軍いつかうぐんもの見事みごと復讎ふくしゆうげたであらうが、いまだならばわたくしひそかに希望きぼうしてるのである、他日たじつ我等われらこの孤島こたうつて日本につぽんかへつたのち武村兵曹たけむらへいそう軍艦ぐんかんじやう
僕は君からこれ程深刻な復讎かたきを取られる程、君に向って悪い事をした覚がないじゃないか
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)