“一寸々々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちよい/\47.1%
ちょいちょい17.6%
ちよいちよい17.6%
ちょいとちょいと5.9%
ちょい/\5.9%
ちよいとちよいと5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清正公樣せいしやうこうさままへ煎豆屋いりまめやかど唐物屋たうぶつやところ水天宮樣すゐてんぐうさま裏通うらどほり、とそツち此方こつちで、一寸々々ちよい/\えなくつたらしいんですが、……
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
堀江帰一ほりえきいちなどが専ら執筆して、私は時々立案してその出来た文章を見て一寸々々ちょいちょい加筆する位にして居ます。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
時としては、従同胞いとこ共が私の家へ遊びに来る。来るといつても、先づ門口へ来て一寸々々ちよいちよい内を覗きながら彷徨うろうろしてゐるので、母に声を懸けられて初めて入つて来る。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「あゝもし/\。もし/\。宮ちゃん宮ちゃん、一寸々々ちょいとちょいと。まだ話すことがあるんだよ。」と何か話すことがありそうに言って追掛おっかける。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
私も一寸々々ちょい/\一緒に行かぬではなかつたが、どうしてか大抵一人先に歸つて來るので、父の仕事場にしてある店先の板間に、竹屑やら鉋屑の中に腹匍はらばひになつては、汗を流しながら讀本を復習さらつたり
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
一寸々々ちよいとちよいと真箇ほんとよ明日の晩も。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)