“従同胞”の読み方と例文
読み方割合
いとこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叔父は、叔母や従同胞共(いとこども)を愛してゐたとは思はれぬ。叔母や従同胞(いとこ)共も亦、叔父を愛してはゐなかつた様である。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
時としては、従同胞(いとこ)共が私の家へ遊びに来る。来るといつても、先づ門口へ来て一寸々々(ちよいちよい)内を覗きながら彷徨(うろうろ)してゐるので、母に声を懸けられて初めて入つて来る。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
五人の従同胞(いとこ)の中の唯一人の男児は、名を巡吉といつて、私より年少(としした)、顳顬(こめかみ)に火傷の痕の大きい禿のある児であつたが、村の駐在所にゐた木下といふ巡査の種だとかいふので
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)