“顳顬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こめかみ97.9%
コメカミ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その顳顬の上や、両眼の下や、両頬の窪みには、濃い紫の死びと色があらわれていた。又その色は彼の長い指にも爪ぎわにもあった。
急に暗い眼つきをして、窓のほうへぼんやりと視線を漂わせていたが、右手の人差し指を曲げて顳顬にあてがうと、沈み切った声で
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
足のが、膝のが、腰のつがひが、頸のつけ根が、顳顬が、ぼんの窪が——と、段々上つて來るひよめきの爲に蠢いた。自然に、ほんの偶然強ばつたまゝの膝が、折り屈められた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
足のが、膝のが、腰のつがひが、頸のつけ根が、顳顬が、ぼんの窪が——と、段々上つて來るひよめきの爲に蠢いた。自然に、ほんの偶然強ばつたまゝの膝が、折り屈められた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)