“一寸見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょっとみ76.5%
ちよつとみ17.6%
ちよいとみ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで兵太郎のことというと夢中になる娘のお輝をだました。——お輝は一寸見ちょっとみ幼々ういういしく、いかにも子供らしいが、もう立派な娘だ。
一寸見ちよつとみは贅沢なやうだが、精々二十銭やそこいらの金で、若いをんなの前に男の虚栄心を満足さす事が出来るなら、こんなやすい贅沢はない筈だ。
しかひんの好い一寸見ちよいとみには三十二三と想はれるが、ぢつむかへば小じわの寄つた、若作りの婦人である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)