一寸々々ちょいちょい)” の例文
堀江帰一ほりえきいちなどが専ら執筆して、私は時々立案してその出来た文章を見て一寸々々ちょいちょい加筆する位にして居ます。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いや、お雪さんは行きゃしないが、おっかさんが、お雪さんの処へ行って、そう言ったんでしょう。……そうして此の頃何だか、ひどくソワ/\して、一寸々々ちょいちょい泊っても来るって。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
と、言ふうちにも、紫玉は一寸々々ちょいちょいまゆひそめた。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
聞くに従て一寸々々ちょいちょいう云うように(この時先生細長ほそながくして古々ふるぶるしき一小冊子を示す)記しておい
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
でもそう馬鹿に濃くなくって、柔か味のある眉毛の恰好から額にかけて、何処か気高いような処があって、泣くか何うかして憂いに沈んだ時に一寸々々ちょいちょい品の好い顔をして見せた。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
それ故此の東京にいる知人の中でも長田は最も古い知人で、自分の古い頃のことから、つい近頃のことまで、長田が自分で観、また此方から一寸々々ちょいちょい話しただけのことは知っている。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)