“其聲”の読み方と例文
新字:其声
読み方割合
そのこゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいちやんはこれを哄笑おほわらひしました、しかし其聲そのこゑきつけられては大變たいへんだとおもつていそいでもりなかもどりました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
また子供こども咽喉のどるのでくちかせたりするときに、子供こども泣叫なきさけび、ちひさい突張つツぱつたりすると、かれ其聲そのこゑみゝがガンとしてしまつて、まはつてなみだこぼれる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
この美登利みどりさんはなにあそんでる、あめるにおもてての惡戯いたづらりませぬ、また此間このあひだのやうに風引かぜひかうぞと呼立よびたてられるに、はいいまゆきますとおゝきくひて、其聲そのこゑ信如しんによきこえしをはづかしく
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)