“退屈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいくつ95.0%
てえくつ1.3%
アンニュイ1.3%
アンニユイ1.3%
モノトナス1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅団参謀は血肥ちぶとりの顔に、多少の失望を浮べたまま、通訳に質問の意を伝えた。通訳は退屈たいくつあらわさないため、わざと声に力を入れた。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
えゝゝ毎日めえにち膳が並ぶとおたげえに顔を見合せて、御飯おまんまを喰ってしまうと部屋へへいってごろ/\寝るくれえの事で仕様がごぜえやせんな、夜になると退屈てえくつで仕様が有りませんが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
D——は在宅していて、例のとおり欠伸あくびをしたり、ぶらぶらしたり、のらくらしたりして、退屈アンニュイでたまらないというふりをしていた。
退屈アンニユイや、どぎつい極彩色や年老いた森が飾り立てる
これからは当分、この連続的に退屈モノトナスな低音階と、ぺいんとのにおいと、飛魚と布張椅子キャンヴス・チェアと、雲の峰だけの世界である。