“御退屈”の読み方と例文
読み方割合
ごたいくつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うむ、ぢやアつてるよ。これから衣服きもの着換きかへて、おくのお医者いしやもとへやつてまゐり、玄関げんくわんかゝつて、甚「おたのまうします。書生「どーれ、ヤ、これはお入来いでなさい。甚「エヽ先生は御退屈ごたいくつですか。 ...
八百屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
始として加茂北野金閣寺其外遊所いうしよはもとより人立しげき方へ行ては尋ぬれども此處にも更に手掛りなく彼是と半年ばかりも暮しけるうち或日あめつよふりて流石の忠八も此日は外へも出ず宿屋に一人徒然つれ/″\に居たりしに此家の亭主出來いできたり偖も折惡敷をりあしき雨天にてお客樣には嘸かし御退屈ごたいくつならんと下婢げぢよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)