“医者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしゃ68.1%
いしや18.8%
せんせい7.2%
ゐしや1.4%
ドクタア1.4%
ドクター1.4%
ヴラーチ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、おっと病気びょうきにかかりました。病気びょうきはだんだんとおもくなって、医者いしゃにみてもらうと、とてもたすからないということでありました。
ちょうと三つの石 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一向かしぎぼふこふ炊ぎ奉公する事ハできず、いつたい医者いしやというものハ一代きりのものゆへ、おやがしんでハ、しんるい親類というものもなし。
やがて医者せんせいはかますそを、ずるずるとやって駈け込んだ。私には戸外おもてへ出て遊んで来いと、乳母が言ったもんだから、庭から出たです。今も忘れない。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いいわよ トマトが生へたら地球のお医者ゐしやさんになほしてもらふから
今いったロジェル・エ・ギャレの友達の医者ドクタアなる人の経験だが、こういう次第だから、彼が、ある week-end に出入りの有力な病家に招待されてその田舎の会カントリイ・パアティの客となったとき、そこに
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
「駄目だ! 手が麻痺しびれてきた。早く医者ドクターを呼んでくれ、医者を!」
葛根湯 (新字新仮名) / 橘外男(著)
かれもっとこのところ書物しょもつは、歴史れきし哲学てつがくで、医学上いがくじょう書物しょもつは、ただ『医者ヴラーチ』とう一雑誌ざっしっているのにぎぬ。読書どくしょはじめるといつも数時間すうじかん続様つづけさまむのであるが、すこしもそれで疲労つかれぬ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)