“続様”のいろいろな読み方と例文
旧字:續樣
読み方割合
つづけさま66.7%
つづけざま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もはや御耳に達しましたか、何ともはや恐入りました。」と続様つづけさまに額を下ぐ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かれもっとこのところ書物しょもつは、歴史れきし哲学てつがくで、医学上いがくじょう書物しょもつは、ただ『医者ヴラーチ』とう一雑誌ざっしっているのにぎぬ。読書どくしょはじめるといつも数時間すうじかん続様つづけさまむのであるが、すこしもそれで疲労つかれぬ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
健は卓の上から延び上つて、其処に垂れて居るなは続様つづけざまに強く引いた。壁の彼方かなたでは勇しく号鐘かねが鳴り出す。今か/\とそれを待ちあぐんでゐた生徒等は、一しきり春のうしほの湧く様に騒いだ。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)