足跡あしあと
冬の長い国のことで、物蔭にはまだ雪が残つて居り、村端の溝に芹の葉一片青んではゐないが、晴れた空はそことなく霞んで、雪消の路の泥濘の処々乾きかゝつた上を、春めいた風が薄ら温かく吹いてゐた。それは明治四十年四月一日のことであつた。 新学年始業式 …
作品に特徴的な語句
わだし なは ところ 将来ゆくすゑ 機会ひやうし ちよつ むさくる ばつか おび もてあ むつち うち はづ 微笑ほほゑ いぢく ふう あつめ 機会をり 周章まごつ 彼方あつち いそが いぢ ちひさ 男女をとこをんな いづ かたはら ゆつく ところ へつつひ 漸々やうやう 怖々おづおづ 一片ひとつ こころ こつ とんが 食卓ちやぶだい 揶揄からかひ うやうや かか しやが やう たつた 精神たましひ つつ とど 可怪をかし さま 態度やうす そつ 扮装みなり 臥床とこ 能力はたらき 老婆おばあ 昧爽よあけ 普通あたりまへ 圧迫おしつ 横着わうぢやく くは むけ 可笑をかし 反響さしひびき かへつ つくゑ がち 加之のみならず はた まんま しづま まは いつも 奈何どう きび 何方どつち 何卒どうか 物言ものいひ 何事なに はだ 莞爾につこり 成績でき 畢竟つまり 飄然ふらり ちつ 惨状みじめさ 後退あとしざ 彼処あそこ いそ 真直まつすぐ 行動しうち いたづ 一先ひとまづ 真箇ほんたう 万事よろづ 思慮かんがへ
題名が同じ作品
足跡 (新字新仮名)蔵原伸二郎 (著)
足跡 (旧字旧仮名)石川啄木 (著)