“能力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちから45.5%
のうりょく18.2%
のうりよく13.6%
はたらき13.6%
ケンネン4.5%
ポツシビリテイ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我は彼等のかうべなる黄金こがねの髮をみとめしかど、その顏にむかへば、あたかも度を超ゆるによりて能力ちから亂るゝごとくわが目くらみぬ —三六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「おれは、自分じぶんのもてる能力のうりょくが、たとえわずかばかりにせよ、これを発揮はっきして、なか人々ひとびとのために、役立やくだてよう。」
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ひと人以上ひといじやうものになることは出來できない、しかひとひと能力のうりよく全部ぜんぶつくすべき義務ぎむもつる。此義務このぎむつくせばすなは英雄えいゆうである、これが先生せんせい英雄經えいゆうきやうです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
『ハ?』と、安藤は目を怖々おづおづさして東川を見た。意気地なしの、能力はたらきの無い其顔には、あり/\と当惑の色が現れてゐる。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
此種の驕慢と虚飾と絶望とは、彼等が能力ケンネンの大小強弱の一面から人生を觀てゐる限り到底脱却し得ない處である。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
體躯の能力ポツシビリテイを普通人より卓越させようといふ希望を燃え立たせて生活することは慥に有益である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)