“発揮”のいろいろな読み方と例文
旧字:發揮
読み方割合
はっき84.2%
はつき10.5%
はき5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ありとあらゆる検察力を発揮はっきしないと、烏啼を引捕えることは出来ない。しかし、一体どこから手をつけていいか、分別ふんべつがつかない。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
或は才人ぶりを充分に発揮はつきして、本格小説、わたくし小説、歴史小説、花柳くわりう小説、俳句、詩、和歌とう、等と、そのほか知つてるものを教へてくれれば、なんでもかきたいと思つてゐる。
風変りな作品に就いて (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その時の二葉亭の答が、今では発揮はきと覚えていないが、何でもこういう意味であった。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)