“花柳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かりゅう66.7%
くわりう14.8%
はなやぎ14.8%
ハナヤギ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば嫌厭先生が花柳かりゅうちまたに遊ぶにしても或いは役者といつわり或いはお大尽を気取り或いはお忍びの高貴のひとのふりをする。
ロマネスク (新字新仮名) / 太宰治(著)
花柳くわりうに身をはたしたるものゆゑはなしもおもしろく才もありてよく用をべんずるゆゑ、をしき人にぜにがなしとて亡兄ばうけいもたはむれいはれき。
「結構な出来だつたね。大阪こちらにはあんな結構な舞があるのに、何だつて花柳はなやぎとか、藤間ふぢまとか東京風の真似ばかりするんだね。」
古典的な舞踊の流派は藤間フジマ西川ニシカワ井上イノウエ若柳ワカヤギ花柳ハナヤギ等それぞれのリサイタルをひらいている。
今日の日本の文化問題 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)