“花柳病”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かりゅうびょう88.9%
くわりうびやう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
グスは先月以来、酒を飲むと痛くて飛び上がる病気にかかって暮夜、ひそかに三村と呼ぶ花柳病かりゅうびょう専門の医者へ通っているところであった。
葛根湯 (新字新仮名) / 橘外男(著)
たちまち丹造の欲がふくれて、肺病特効薬のほか胃散、痔の薬、脚気かっけ良薬、花柳病かりゅうびょう特効薬、目薬など、あらゆる種類の薬の製造を思い立った。
勧善懲悪 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
僕はやむを得ず荒物屋あらものやの前に水をいてゐたおかみさんに田舎ゐなか者らしい質問をした。それから花柳病くわりうびやうの医院の前をやつと又船橋屋へ辿たどり着いた。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)