“揮発”の読み方と例文
旧字:揮發
読み方割合
きはつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はその柔らかい感触に、得体の知れぬうごめきを受け、又ゆうべの夢が、生々しく甦って来るのを感じた。そして苦汁は軽く揮発きはつして行った。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
夜業よなべをやっていながらふとした粗相で傍に置いてあった揮発きはつの大罐に火が移って、三人とも頭からその爆発を浴びてしまったというのであった。
生不動 (新字新仮名) / 橘外男(著)