“発奮”のいろいろな読み方と例文
旧字:發奮
読み方割合
はずみ45.5%
はず39.4%
はっぷん12.1%
はづ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こちらへ。」と無造作なように、今度は書見のまま声をかけたが、落着かれず、またひょいと目を上げると、その発奮はずみで目金が躍る。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と転がして、発奮はずみかかって、ちょいと留めて、一つめておいて、ゆらりと振って放す時、得も言われず銀鈴がこだまに響く。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
頭足とうそく類、腹足ふくそく類、斧足ふそく類などを暗記しておりますのも、道夫以上に母親が知っていれば、道夫が発奮はっぷんすると思うからでございますよ。
新学期行進曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「は、」と、おもはず雪枝ゆきえは、此方こなたひそみながら押堪おしこらへたいき発奮はづんだ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)