“発止”のいろいろな読み方と例文
旧字:發止
読み方割合
はっし94.4%
はつし2.8%
ぱっし2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もがきにもがく姫の手が、近々とのしかかって来る怪物の顔を、発止はっしと打った。そのはずみに、どうしたことか、ポロリと落ちた黄金仮面!
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
発止はつし、余は短銃ピストル高く
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
心魂こころも今は空になり、其処そこ此処ここかと求食あさるほどに、小笹おざさ一叢ひとむら茂れる中に、ようやく見当る鼠の天麩羅てんぷら。得たりと飛び付きはんとすれば、忽ち発止ぱっしと物音して、その身のくびは物にめられぬ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)